摆摊

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【圭凉】嘘コク


昨晚广播太甜了!!!
忍不住写小学生作文 不接受谈人生!



嘘コク

イタズラで告白するということ。

ラジオでこの言葉を知った圭人は、長年押さえ込んでた気持ちを片思いの相手に伝えてみようと思った。
絶対振り向いてくれるはずのない、ズキン、ズキンと、胸が痛むくらい、好きで好きでたまらない、愛しい人。

寂しがり屋の彼のそばにいてあげる。
ドSの彼のワガママを聞いてあげる。
オフの日は自宅で待機し、彼の誘いを待ってあげる。
別に好きでもないカフェ巡りに付き合ってあげて、スイーツをシェアしてあげる。
彼の映画を公開初日に見て感想を送る。
カッコいい、すごいって必要以上に褒めてあげる。
彼がイライラする時は、腕を差し出して、噛んでくるのを我慢してあげる。
自宅のWIFIをセッティングしてあげる。
いつでもオンラインゲームに付き合ってあげる。
GPSのパスワードを教えてあげる。
誕生日に必ず祝ってあげる。

親友の座に上り詰めたまで、長い長い道のりだった。

これからも親友でいようと決めてた。嘘コクという言葉を知るまでは。そういう手…もあるんだね。
エイプリルフールで、コクってみようと思ったが、さすがに自分の誕生日に振られたら、これから毎年の誕生日に振られたことを思い出すんだろう。さすがに痛い。痛すぎる。
そこで、嘘コクっていう言葉(いいわけ)を使って、告白した後は簡単に冗談に流せる!

そう思いながら、ラジオが終わった後、圭人は生春巻きスイートチリソースの食べれるカフェで、山田を待つ。

ドキドキ

うまくいくのかなぁ?
山田怒らないよね?
大丈夫、嘘コクの意味を教えるために実践しただけだよって押し通せばいい。
俺、殴られないよね?
顔だけは避けて頂ければ助かる。明日収録もあるし。
いや、大丈夫。殴られないから。

圭人が頭の中で最悪のシミュレーションを想像してるうちに、山田がやって来た。
いつも通り楽しく世間話や噂ばなしをしながら、念願の生春巻きスイートチリソースを美味しく頂いてる山田はどうしようもなく可愛く見える。
やっぱり好き。
大好き!と改めて痛感する圭人がいた。

一か八か。

食事を終え、満足そうに食後のコーヒーを飲んでる山田の機嫌がいい。
圭人もつい勇気を振り絞って、声が震えないように、山田に告白してみた。

「ところで、山ちゃん、好きだよ。」

「うん、知ってる。俺も好きだよ。」

「...?!」

「?」首を傾げる山田も可愛い。

「えっ、あ...今のは、嘘コクっていうの。冗談で告るやつ。jkで流行ってるらしい。面白いでしょう!あははっ」完全に取り乱してる圭人。

「へぇ、俺は嘘じゃないのになぁ。」そう言って、山田が本当に落ち込んでるように、コーヒーも口にしなくなった。

「?!... いや、俺をからかってるでしょう?やめてよ、山ちゃん。俺が悪かった。」何この展開?!

「そうか、圭人は俺のこと好きじゃないんだ? 」

「いやいや、好きだけど。」反射的に正直に答えた。

「だよね。じゃ、それ嘘コクじゃなくねぇ?」

「あぁ...えっと、そうなるね。」急展開について行けない圭人は、会話の主導権が完全に山田に移ったことすら気づいてなかった。

「よかった。圭人は一生言ってこないじゃないかと思ったよ。」

図星だ...「なんでそこまで知ってるの!」

「バカかお前!どれくらい一緒にいると思ってるんだよ。お前のことなんでも知ってるぞ。」相変わらず口の悪いところも可愛い。

「俺って、もしかして、すげぇ愛されてる?」思わずテンション上がった。

「お前調子に乗るなよ。そんな雑な告白なんてマジありえないから。帰ったら、やり直しな。」ちょっと照れてるくせに、わざとSっぽく言うのね。

「No problem!」ダメだこいつ、完全に浮かれてる。

山田が思わず吹き出して笑った。「バカか!」

嘘コクって、なんて素敵な、魔法のような言葉なんだ。






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